インタビュー

File No3. インタビュー連載 市民ランナー・古山明美さん

2022.02.23

インタビュー連載 One Sky.~同じ光、風、思い。

かすみがうらマラソンには大会の成功を裏から支えるボランティアがたくさんいることを知っていますか?コース沿道の応援やエイド、障害者ランナーの目となる伴走者、ゴール後にマッサージを施すなど、ボランティアはいつもランナーを笑顔で迎えています。本連載はインタビュー形式で、かすみがうらマラソンを支える人達の思いを探っていきます。


連載3回目は、「救護ボランティアランナー」を目指す土浦市在住・ランナーの古山明美さん。かすみがうらマラソンでは当日、急病などによりコース上でランナーの救護が必要になる場合が想定されます。そのため、一般ランナーと同じように参加しながら、ランナー目線で、異常があるランナーを早期に発見する救護ボランティアランナーを募集しています。「人を助けられたら」と話す古山さん。救護ボランティアを目指す理由は。

 

市民ランナー・古山明美さん

かすみがうらマラソンに出場したきっかけは何ですか。

2015年に初めてフルマラソンに出場しました。きっかけは作家・村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」を読んだことです。本の内容に感化し、兄と出場しました。とにかくボランティアの多さには衝撃を受けましたね。たくさんのエイドやランナーが使った紙コップを拾い集めるボランティア、ペース―カー、応援団などとても励まされました。もちろん、茨城弁応援川柳もしっかりと詠みますよ。

数々のボランティアがあるなかで救護を目指す理由は何ですか。

苦しんでいる人や助けを求めている人など何か異変を感じた時は、勝手に体が動きます。もともと人を助けたいという思いは強いほうで、ただ走るだけではなく、周りを見ながら走ることができます。走っているとき、人が倒れたとき、一番近くにいる人が素早く対応することで助かる確率が上がるのではないかと思います。

救護ボランティアランナーの定員は300人ですが、今回は1200人を超える申し込みがありました。

すごい数ですね、驚きました。選ばれた時には頑張りたいです。

かすみがうらマラソンの楽しさを教えてください。

1つのアトラクションのように感じます。様々な高低差があるなかにも、この地点にはこの応援団がいて、この地点にはこのエイドがあってと、楽しいですね。さらに、達成感も感じられます。フルで走っている最中はスマートフォンを触らず、人と話すことも少ないです。そのため、頭の中で自分を振り返り、人生を見つめ直すきっかけにもなっています。イヤホンで音楽を聞きながら走る人がいますが、私にとって地元の方の「声援が音楽」なので必要ありませんね(笑)また、初めてかすみがうらマラソンを走る方には、土浦ならではのハス田や霞ヶ浦を知ってほしいです。

マラソンの意気込みをお願いします。

自分と向き合って走りきります!

 

 

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